美容皮膚科について
美容皮膚科は、お肌を美しく整えることを重視して治療を行なう皮膚科の一領域です。シミやシワ、お肌のたるみなどを改善することにより、皮膚に関するトラブルやコンプレックスを減らしたり、さらに美しく変わりたい希望される方は非常に沢山いらっしゃいます。こうした要望にお応えするため、近年、美容皮膚科を標榜する診療所が増えています。診療費に関しては、疾病保険である医療保険の適用外となることが多く、基本的には患者様が全額負担する自由診療にて行われます。
お肌の美容は医療機関で行いましょう
美容の分野には様々な業界が参入しており、なかには効果が見られない民間療法的な手技も少なくありません。しかし、医学の一分野である美容皮膚科は、皮膚科の専門医が科学的根拠に基づいた医療を提供していきますので、安心してご受診ください。
当院で行う主な施術について
しみ(レーザー治療)
お肌に出来たしみを取り除くには、レーザー治療が特にお勧めです。非常に弱い出力のレーザーを当て、余計な刺激を与えること無く、蓄積したメラニン色素を少しずつ減らしていきます。回数を重ねるたびにメラニン色素の量は少なくなり、しみと色素沈着を改善します。また美肌効果も高いことが知られています。回復に要する時間などのストレスを感じることも殆どありません。レーザートーニングの治療自体は、10~15分程度で終了しますので、忙しい方も受けられます。パチパチとする刺激がありますが、麻酔は不要で、治療後はいつも通りメイクができるので、気軽に治療をお受けいただけます。
しわ(ヒアルロン酸・ボトックス)
お肌のしわが気になる方は、ヒアルロン酸やボトックス注射によって改善が期待できます。このうちヒアルロン酸注射は、しわの溝に有効成分を注入し、しわをなだらかにしながら消していく施術です。ヒアルロン酸には皮膚に水分を浸透させる保湿効果があるので、肌のみずみずしさ、張りや弾力などをもたらします。口まわりのほうれい線、目の下の窪んだ線、眉間の深い縦じわ、口の横から下方に伸びる縦じわをはじめとして、まぶたの窪みや目の下・頬などの凹凸の治療など、幅広いお悩みに対応いたします。
一方、ボトックス注射は、ボツリヌス菌が産生する毒素を取り入れることにより、筋肉の余分な働きを抑えていく治療法です。ボツリヌス菌の作用により、顔の表情に関係する筋肉を調整し、しわを目立たなくさせることが出来るので、美容皮膚科ではよく行われています。例えば、眉間や額、目じりなどのしわのまわりにボトックスを注入することで、しわを取り除いたり、浅くしたりすることができます。
但し、ボトックス注射の効果はずっと持続するわけではなく、定期的に注射していく必要があります。若々しい顔をキープするためにも、ボトックス注射による長期・定期的な治療をお勧めいたします。
美肌(プラセンタ注射)
いつまでも若々しく、美しさを維持したい!と全ての女性が望むのではないでしょうか。近年、美容成分として注目されるがプラセンタです。プラセンタとは、哺乳動物の胎盤のことで、胎児の生命を維持し成長を促す大切な働きを担っており、生体に働きかける多彩な作用が期待できます。
プラセンタには、たんぱく質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラルなど美肌の素となる栄養素が豊富に含まれており、エイジングケアやシミ対策、季節や体調により揺らぎやすい肌質改善などにも期待されています。
一方でプラセンタ注射は生物由来(ヒト)の製剤のため、献血ができなくなります。プラセンタ注射を受ける方にはしっかりと説明の上ご納得いただき、承諾書ご署名をいただいて施術を行っております。
にきび(ケミカルピーリング)
にきびは、思春期の方をはじめとして、非常によく見られるお肌のトラブルです。皮脂の過剰な分泌と毛穴の詰まりが原因となり、過剰に分泌された皮脂が毛穴に溜まってくると、その皮脂を栄養源にしてにきび菌は増殖していき、症状が悪化していきます。にきびは10歳代で多くなりますが、大人になっても起こることがあります。その場合、ホルモンバランスの乱れ、睡眠不足、紫外線、ストレスや生活環境など、いろいろな要因が複雑に絡み合ってできることが多く、治りにくいのが特徴です。
治療にあたっては様々な手法がありますが、当院ではケミカルピーリングを行っております。皮膚の表面に酸性の薬剤を塗布することにより、古くなった角質や毛穴に詰まっている老廃物などを溶かして除去することが出来るので、にきびが治っていくのです。薬剤で古い角質を剥がしてターンオーバーを整えますので、肌の弾力を保つヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンなども生成されやすくなり、にきび以外にも小じわ、くすみなどのお悩みも改善していきます。
刺青除去(レーザー治療・外科手術)
最近はファッション目的などで刺青を入れるケースも増えており、生涯にわたって刺青を楽しまれる方も多くいらっしゃいます。その一方、年月の経過とともに刺青を取り除きたいと希望される方もいます。しかし、刺青のタイプによっても異なりますが、一度、肌の中に取り込まれると、なかなか元に戻すのが難しいケースもあります。当院では、こうした様々な刺青に対し、最新のレーザー治療や外科手術を活用して除去していきます。
具体的には、幾つかのレーザー波長を使い分け、それぞれのタイプや色などの刺青除去に効果的なレーザーを繰り返し照射します。これにより、徐々に色を薄くしていきます。また、皮膚を切って縫い合わせて一本の傷にする方法、皮膚の表面を削る方法、手術で取り切れずに残った色をレーザーで消す方法、傷跡が目立たない太ももや背中などから皮膚を切り取り、その皮膚を移植して刺青部分を塞ぐ方法などを行います。
禿髪(AGA)
男性によく見られる禿髪のことを「男性型脱毛症(AGA)」と呼んでいます。髪の毛の生え際や頭頂部で抜け毛が多くなり、薄毛になってしまうのです。こうした状態に悩んでいる男性は非常に多く、日本の成人男性の4人に1人くらいがAGAだと言われます。
髪には寿命があり、ある程度まで伸びると抜けてしまいますが、通常はその部位から再び生えてきます。実は、AGAの方もこのサイクル自体は残っています。しかし、通常の場合は髪が伸びていく成長期が2~6年間ほどあるのですが、AGAの人は数ヶ月~1年でこの成長期が止まってしまうため、髪が太く長く成長する前に抜けてしまうのです。但し、AGAの状態は薄毛になっていても産毛が残っています。髪が作られる毛包と呼ばれる部分がある限り、太く長く成長する可能性がありますので、プロペシアなどの医療用医薬品を使用し、髪の成長を手助けしていく治療が効果的です。
当院では、医療機関しか処方できないAGA治療薬を使用し、禿髪の治療を行います。AGAは進行性の脱毛症です。何もせずに放っておくと、毛髪の数は次第に減っていき、元の状態には戻らなくなりますので、お早めに当院までご相談ください。
多汗症
多汗症は、一般の人と比較し、手足やわきから多量の汗が分泌される状態です。わきの下が湿ったり、手足が汗まみれになってしまうため、日常生活に支障をきたすこともしばしば見られます。「紙に何かを書いていると、紙が湿ってよれよれになってしまう」、「足から汗がいっぱい出て、嫌な臭いがする」、「わきの汗が多く、冬でも衣服がぬれてしまう」。このような症状でお困りの方は、当院までご相談ください。
多汗症の治療としては、塩化アルミニウム外用療法、ボトックス治療、イオンフォレーシス療法が代表的です。塩化アルミニウム外用療法は、皮膚組織を引き締める作用のある塩化アルミニウムを塗布し、汗腺の穴を塞ぐことによって汗の量を減らす方法です。塗る場所をあまり選ばないため、手足、わきのいずれにも使用が可能です。但し、刺激性があるため、傷があるところなどへの使用は控えます。
ボトックス治療では、ボツリヌス菌が産生する毒素から抽出した成分を使用し、交感神経から汗腺への刺激の伝達をブロックすることによって発汗を抑えます。大変よく効く治療なのですが、ボトックスの効果はずっと持続するわけではなく、効果の持続期間が最大で6ヶ月くらいなので、継続的な治療が必要です。
イオントフォレーシス療法は、水を入れた専用の機器に弱い電流を流し、20分間ほど手や足などを浸します。電流を流すことで汗が排出される汗腺が少しずつ減っていくため、汗の量が減っていきます。但し、速効性には乏しく、週2回、数ヶ月~1年くらいにわたる通院が必要になります。
ピアス
ピアスを通すためのピアスホールは市販されているため、自分で開けてしまう方もいます。しかし、自分で行うと、ピアッシングの方向がずれて斜めにホールが開いてしまったり、前後のケアを怠って炎症を起こしたりするなど、皮膚トラブルの原因になることがあります。特にピアッシングの方向が複雑なボディピアスは医師に任せるのが安心です。ピアスホールは炎症が起こりやすい箇所なので、アフターケア用の消毒剤が処方される医療機関でのピアッシングをお勧めいたします。
- 院 長
- 髙田 了也
- 診療科目
- 皮膚科 小児皮膚科 形成外科
美容皮膚科 美容外科 - 住 所
- 〒175-0082
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14:00-19:00 | ― | ― |
休診日:土曜午後、日曜、祝日
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